「クソアニ」メモ（Peace-AK）

２ちゃんねるワーストアニメスレにおける「駄ニメ」の分類を援用。

1　貧窮アニメ--予算ない、スタッフいない、時間ない、やる気ないといったカスアニメ
　　　　　　　　ほとんどの駄作がここに入ります。〔空気含〕

2　ネタアニメ--叩かれることを前提につくられた作品　突き抜けると受賞対象に
　　　　　　　　シャニティア　ＭＯＥ　ガラ艦他

3　種アニメ---一部の製作スタッフならび上層部の意向でメチャクチャになった作品
　　　　　　　　種　種死　ＤＣＳＳ　ネギま他

4　天然アニメ---愛情と丹精をこめてつくられたが蓋を開けたら糞だったという至宝
　　　　　　　　奥魔女　ＶＶＶ（ヴィーナス ヴァーサス ヴァイアラス）　ムント

5　カオスアニメ--何から何まで意味不明だがマイナス効果が相乗してもの凄いパワ-を発する
　　　　　　　　　下級生2

以上が２ちゃんねるという知的サロンにおける大まかな分類であるが、「２：ネタアニメ」の中でも「天然ネタアニメ」及び「養殖ネタアニメ」による派閥分けがなされている点は忘れてはならない。

※　養殖ネタアニメ--最初から視聴者を笑わせることを目的とし、物凄い展開やわけのわからない話をやる、所謂バカアニメの類。
ギャグアニメとして名作であることが多いが、滑ると物凄く痛い。

ここで語られるべきなのは主に２〜５の要素を満たした（あるいはいずれも満たさない）アニメであろうが、もう少し直近の作品に絞ってみると

養殖ネタアニメ：ミルキィホームズ、パンティ＆ストッキング、迷い猫オーバーラン、そふてにっ
天然ネタアニメ：聖痕のクェイサー、アマガミＳＳ、閃光のナイトレイド

種アニメ：フラクタル

天然アニメ：アニメノチカラ

カオスアニメ：Rio

特筆すべきは昨年始めに彗星のようにあらわれ大気圏遥か上空を過ぎ去っていった「アニメノチカラ」枠における「クソアニメノチカラ」とでも言うべき強烈なインパクトであろうか。
「オリジナルアニメとクソアニ（※１、２）」というテーマは論じられて然るべきなのではないか。

また、所謂「シャフトアニメ」に関しても目配せの必要があるだろう。
狙いすましたようなパロディネタであれ、テンプレ化された「シャフト演出」であれ、自己模倣を繰り返すシャフトアニメは全体的に養殖ネタアニメとしての貫禄すら漂わせる一方で、「あれもしかして真顔でつくってるんじゃないの？」と思わせるほどの徹底ぶりは天然アニメとしての資質も合わせ持つだろう。

何にせよ、ひとまず個人的な「クソアニ」の定義としては、まず「よく分からない何か」であることを前提として、上記２〜５、特に４及び５を満たしつつ、何か一つでも無駄に光る要素（※３）を持つ作品を「クソアニ」と認定したい。

※１　周知のネタとして、原作モノはとりあえず「売れている作品」を出せばよいので需要とのバランスという点においてオリジナルより有利である／オリジナルは作家の個性（悪く言えばエゴ）が出やすく、マーケティングが失敗すると「売れない」アニメになりやすい。（もちろん、売れない＝クソという単純な話ではないが。）

※２　Rioは実質的にはオリジナルの、「半オリジナル」アニメである。（というか所謂パチンコアニメはほとんどが半オリジナルである）

※３　パンツ的に面白い、（声優含む）テロップが無駄に豪華、技術“だけ”は優れている、など